ROCK IN JAPAN FES. 2018 (8/5)

行って来ました。


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結論から申し上げますと、熱中症対策に気を取られ過ぎてあまり内容に集中できなかったのと、結局熱中症になってしまい、一番の楽しみだったHYDEの出番を前にして退場せざるを得ませんでした。

せっかく取れたチケットなのにくやしい。

 

あまりの悔しさにTwitterに連投してしまいましたが、この記事ではその悔しさを元に、時系列を追ったレポおよび反省点を、ステージの感想も交えながら書いていきたいと思います。

来週同フェスに参戦予定の方や、この時期野外フェスに参戦予定の方の少しでも参考になれば幸いです。

 

◆ ~会場


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初めて駐車場券付きチケットなるものをゲットしたんですが、連日満員電車に死ぬほど嫌気が差してる人間には、連れと好きな音楽を流し、好き勝手話をしながら(たまに歌いながら)常磐道を走る空間が天国でした。

脱ペーパードライバーしたい。

 

教訓①:睡眠はよく取る

長い1日を生き抜く体力が雲泥の差です。

 

教訓②:事前に貰った駐車場券の案内はよく読む

ブロック毎に案内内容が変わると思います。降りるICを間違えると関係無いブロックの渋滞に巻き込まれてしまうのでカーナビ設定の際には気を付けましょう。

 

◆ 会場到着~スタート前

混雑もあったり駐車場から入口までが徒歩20分だったりもあって、なんとか予定+1時間くらいで入場。

一昨年に会社の先輩達と初めて参加した際はグッズを現地調達するためにべらぼうに早起きした記憶があるんですが、今は事前注文すればあとは会場で受け取るだけで確実にゲットできるんですね。すごいですね。

全体的にトイレはかなり配置されていて、洋式にこだわらなければだいたい並ばずに入れます。

ただ簡易トイレの中は普通に用を足しているだけでもどうにかなりそうなくらい暑かった…

そんなこんなしてたらもうスタートの時間来ちゃいました。

 

◆ スタート~きゃりーぱみゅぱみゅ

ステージ横の前列を陣取り、オープニングの運営スタッフの長の挨拶もそこそこに、きゃりーぱみゅぱみゅが登場。

いやぁ…可愛かった。

パフォーマンスもMCも可愛かった。

「暑いね~…みんな体調気を付けてね~」

って声も可愛かった。

初めてやった振りも楽しかったけど、この30分間だけで見事にリストバンド焼けしました。こわ…。

 

◆ 早速休憩

二人とも特に午後までお目当てが無かったので混む前にそそくさと屋台の並ぶ広場へ…

今回のフェスの第2の目的と言っても過言ではなかった「グルメ巡り」でまず食べたのが、馬肉の串と塩レモンスカッシュとポテト。

特に火照った体に塩レモンスカッシュが染みました。

屋根付きのベンチに座りながら音漏れをバックにのんびり食べたり飲んだり過ごし、落ち着いた所でグラスステージ付近に拠点配置を行うべく移動したのでした。

 

◆ グラスステージへ戻る

とことこ歩き、ようやくイスゾーンで見つけた空きスペースで椅子を組み立て、ぼんやり遠くのグラスステージ上のMy Hair is Badを眺めている内にその時は来てしまったのです。

 

教訓③:温くなった飲み物では熱中症は回復しない

もはや体温も上がり体調も崩してしまえば水分補給はできても体は一向に冷えないんですよ…つまり手遅れ。可能な限り急いで氷を用意してください。

 

自分ではこまめに水分補給をしていたつもりだったのですが、後々おしぼり並にビショビショになった首かけタオルを見て、

「あぁ、これじゃ全然水分補給が追い付かない訳だわ…」

と気付くことができたのですが、既に温くなった(もはやホット飲料)ポカリをチビチビ飲んではボタボタ流れる汗。激しい鼓動と体中の暑さが止まることなく上がっていく感覚の中で交互にやってくる激しい頭痛と吐き気に「もうあかん」とバスタオルをかぶり寝込んでしまいました。

「凍ったポカリ買ってくる!」

と言い旅立った頼もしい連れを待ちながら、ぼんやりとした意識の中で無心でグラスステージを眺める私。

この時ステージ上のボーカルの人も熱中症だったらしい。もはやどこも命懸け。

そして一人でぐったりしながらがっつりレキシも見たけど、あんなに楽しいライブを見てしまうともっとちゃんと見たかった…と残念に思います。

道中で散見された稲穂持った人達はレキシのファンだったんですね。

最後のMCはやりたい放題(だが並々ならぬリスペクトも感じる)で笑ってしまいました。

 

その途中でなんとか冷凍ドリンクを購入し戻ってきた連れ。(この時歩き回った連れも既に熱中症になりかけていた)

引き続きバスタオルで日除けしながら凍ったドリンク二本で首を挟んでいる内に歩ける状態まで回復したので、もうグラスステージには戻らないでしょう!と拠点を撤収し、後半のお目当ての為にレイクステージの後方席(屋根がある)を目指し歩くのでした。

 

教訓④:一時回復してもしばらく体は冷やし続けろ!

救護エリアでは生理用品やキズバンや冷えピタを売っていたのですが、この時点で冷えピタは完全に売り切れ。冷凍ポカリだった物も既に温くなっていたのですが、「仕方無いかー」と諦め長い距離を歩いたのが運のつき。

一時的に落ち着いても継続的に体は冷やすべきでした。

 

◆ レイクステージへ

水分補給したりトイレに行きながらゆっくり移動し、ようやくレイクステージの後方席を確保した頃にはスキマスイッチが最後の一曲を演奏していました。

見たかったアーティストなだけにこちらも途中からしか見られずに残念でした。

そしてフレデリック待ちの途中で症状が再発、とうとう吐き気がピークに達し、救護エリアに急ぐのでした。

 

◆ 救護エリアに来ちゃいました

なんとか救護エリアに辿り着き、入口にいたスタッフさんに「すみません、気持ち悪くなってしまって…」と伝え、室内に誘導してもらったものの、中は見るからに人が多くバタバタしている様子で、ガヤガヤもしていたので中の受付のスタッフさんにまで伝達が行かなかったようで、しばらくシカトされながらドアの前に立っていたら、奥から別のスタッフさんが出て来て「どうしましたか?」と訊かれたので、また気持ち悪くなった旨を伝えたら、氷の入った袋を渡され、椅子に座るよう促されました。

室内はクーラーがガンガンに効いており、扇風機も数台稼働していたので大変助かりました…。

そんな最中にも肩を担がれたり、リヤカーで運ばれたりしながら中に入ってくる観客達。

マジで地獄絵図でした。

しばらく冷やしていたらかなり回復したのでとりあえず戻ろう、と立ち上がった途端、看護師さんが駆け寄り

「大丈夫ですか!?」

と声を掛けられたので、もう大丈夫だと応えたら

「問診票はもらいましたか?」

と言われ、「?」となっていたら

「えぇ!貰ってないんですか!?本当にすみません!!これだけでも持ってってください!」

と申し訳無さそうに言われ、よく冷えたポカリを頂き救護エリアを後にしました。

(あと最初にもらった氷もそのまま頂いた)

レイクステージに戻ってきた頃には日が落ちかけており、フレデリックの「飄々とエモーション」でだいぶ盛り上がっているステージには涼しい風が吹き始めていました。

 

◆ 再びレイクステージへ、そして退場

思えばフレデリックにハマったのはロッキンフェスがきっかけでした。

彼らはとにかく自分達のライブの盛り上げ方をよく分かってらっしゃる、という印象でした。

あんなに観客の多くが楽しそうに踊りながら彼らの曲を楽しむ様を見ていると、「あぁ、フェスに来たんだな…」という感じがします。

オンリーワンダーが流れてきた頃には気温も下がっており、私も曲に合わせて体を揺らす程度には回復していました。

 

UNISON SQUARE GARDEN待ちの間に角煮丼と餃子を頬張り、更にエネルギーを補給。

 

かなり迷ったのですが、連れの体力もだいぶ消耗しており、この後に無理をさせて長時間運転させるのは危険と判断し、「シュガーソングとビターステップ」まで聴いた所で、会場を出る事にしました。


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奥田民生さんの音漏れを聴きながら駐車場まで移動し、帰路へ。

美野里PAでアイス食べたり麦茶がぶ飲みしてから家に無事帰りました。

二人とも生きて帰って来た!良かった!

 

Myタイムテーブルです


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◆ 今回あって良かった物

  • 日除け代わりのバスタオル
  • 背もたれのあるキャンプ用椅子
  • 冷凍ドリンク 

 

◆ 逆に欲しかった物

  • クーラーボックス
  • すぐに使える氷 or 冷凍ドリンク
  • 冷えピタ
  • サングラス

 

水分補給は会場内で基本的に絶やすこと無く500mlペットボトルのポカリで5本ほど補給していたのですがそれでも多分足りなかったと思います。更に充分に出来なかったと思うのは、やはり「体を冷やすこと」だったんじゃないかと感じました。

自己管理とは言いますが、人間想像以上の対策は出来ない物です。

「やりすぎるくらいでも足りないくらい」

対策が必要な気候であることは留意するべきです。

「なんだ、思ったより大丈夫だったじゃん。」

と思えたら御の字です。

他の方のツイートでもたくさんの情報が載っています。「良さそう!」と思った物は全て参考にする勢いでじゃんじゃん対策してってください。

どうかこの時期の野外フェスに参加する全ての方が健康にフルパワーで存分に楽しめる事を願っています。

 

今回の自身の対策に関しては反省点がたくさんあり、改善の余地はまだまだあると思いますが、正直それらの経験を以てしてもこの殺人的な暑さである8月の日本で次回こそはちゃんと楽しめるという自信はまだありません。

そこまで8月の開催にこだわる必要はむしろあるのでしょうか…